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環境構築: Pythonのインストール

(注:このページは訳者が書いています)

Anacondaを使ってPythonをインストール

Dive Into Pythonの中でもPythonのインストール手順説明がされていますがPython本体と合わせて各種パッケージ(追加ソフト)をインストールすると、あとで便利です。

特にWindowsの場合、各種パッケージを個別にバージョン管理するのはかなり大変です(Mac、Linuxであれば少しは楽ですが、同様にAnacondaがおすすめです)

Anacondaは、Python本体と合わせて他のパッケージも管理してくれるソフトです。

Anacondaによる導入方法

https://anaconda.org/にアクセスして、右上の『Download Anaconda』のタブから、自分のPC環境に合わせてソフトをダウンロードします(注:メールアドレスは登録しなくてもよいです)




ダウンロードしたexeファイルを開いて順に進めていけば、インストールされます。少し時間がかかります(10数分くらい)。
  • プログラムのフォルダ設定-->自由に決めます
  • Pathを通すかどうか-->『通す』をチェックすると自動でやってくれます。下記のように手動でもできますが、チェックしたほうが楽です。

PATHを通す

プログラムが動く場所(ディレクトリ/フォルダ)を設定します。

Windows:

「コントロールパネル」→「環境変数」からPATHの設定をします。

C:User\...\anaconda3
C:User\...\anaconda3\Script

を設定に入れます。 設定できているかどうかは、コマンドプロンプトでpathと打てば出るので確認できます。再起動しないと完了しません。


コマンドプロンプトからPythonプログラムを実行する

基本的な使い方としては、コマンドプロンプト(Windows)、ターミナル(Mac、Linux)でPythonプログラムを実行します。

まず、コマンドプロンプトを立ち上げます(『スタート』→プログラム『cmd』)。

第1章の最初のプログラムをhumansize.pyというテキストファイルに保存します。(場所はコマンドプロンプトのC:USER\....\と同じフォルダ)。ここで、
python humansize.py
と入力してEnterすると、pyファイルが実行されます。


プログラムを試行錯誤しながら作っていくときは、一部分を繰り返したりするのでpy全体を実行すると面倒だったりします。そんなときは、Jupyterを使った方が楽です。

エディタはJupyter notebookがおすすめ

Jupyterは「じゅぴたー」と読む人がほとんどのようですが、「じゅぱいたー」と読む人もいるようです。Jupyterはanacondaでインストールしたパッケージの中に入っています

よいところ
  • コードを部分的に繰り返し試すのが楽 
  • 人にコードを見せるのが楽
  • 機能の拡張ができる
よくないところ
  • 重い
  • Jupyterのバグで使えないパッケージがある(memory_profilerとか)
  • 開発が停滞している(JupyterLabに世代交代したが、Labは情報が少ない)

jupyter notebook起動

コマンドプロンプト(ターミナル)で

jupyter notebook

と入力すると、コンソールタブが立ち上がります。



右上の『New』→『Python3』をクリックするとnotebookが開きます。

print("hello world!")

と打って『Shift + Enter』または『Ctrl + Enter』とすると、結果が出力されます。


Dive into Pythonの中のコードをnotebookで試す

例えば、第1章で最初に出てくるコードを貼り付けて『Shift + Enter』してみると、狙い通りの結果が出力されます。



JupyterLab

JupyterLabというJupyter notebookの進化版がリリースされ、今後はこちらの開発が進んでいくようです。高機能化しているようですが、下位互換がされていないので少し注意が必要です。


(他のエディタについて)

PyCharmとか有名ですね。ここでは説明しませんのでググッてください。jupyterをPyCharmで使うこともできるのですが、これはおすすめできません。スクロールが上手くできなくて使いにくいです。


(2018/06/23更新)

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